ポータブル赤道儀「スカイメモS」試運転

鳴子温泉

ケンコー・トキナーから発売されているポータブル赤道儀「スカイメモS」を購入しました。

星の動きを追尾して、長時間露光の際に星が線になりにくくする道具です。

テストしてみたかったのですが、なかなか天気に恵まれず、鳴子温泉に行った際にようやく撮影ができました。

星空

まずはこちらから。

こちらはスカイメモS未使用で普通に撮影。

レンズの焦点距離は15mm。トリミングあり。

バルブで61秒露光しています。

星空

拡大してみましょう。

星が流れているのが分かるかと思います。

そして建物がシャープに写っていることをご確認ください。

星空

次はスカイメモSを仕様した作例です。

追尾速度が遅くなり、風景も一緒に写す場合に適している0.5倍速モードです。

設定は全て同じで、こちらはバルブで62秒露光しています。

星空

拡大してみます。

星の軌跡が、未使用時と較べて半分程におさえられています。

また、星を追尾している関係で、建物は微妙にブレているのが分かりますね。

鳴子峡

別の場所でも試してみます。

こちらはスカイメモS未使用です。

レンズの焦点距離は16mm。トリミングあり。

バルブで61秒露光です。

星空

拡大してみます。

結構流れていますね。

そして木はシャープに写っています。

天の川

こちらはスカイメモSを使用。

構図が違い、申し訳ありません。

設定は全て同じで、0.5倍速モードです。

星空

拡大してみましょう。

やはり半分程度には抑えられているようです。

そして木は追尾の関係でブレていますね。

星空

中心付近でも比較してみます。

やはりこちらは流れていますね。

星空

こちらはスカイメモSを使用。

完全な点として写っています。

追尾精度が低くなる0.5倍速モードで、焦点距離15mm、61秒露光で点として星を写せるということは、かなりの効果が出ていると思って良さそうです。

 

設定がいまいち分からず適当な感じで設定しましたが、それでも結構いけそうです。